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120年前、未開の原野を開拓しようと立ち上がったひとりの青年がいた。
依田勉三。彼は、未開の原野十勝野(現在の北海道帯広市周辺)に新しい故郷を求め、静岡の松崎町で仲間たちと共に「晩成社」を旗揚げした。晩成社は、27名。幹部には渡辺 勝、鈴木銃太郎を据えて、一団はいざ十勝野に志高く入植した。
しかし、開拓の先駆者たちを待ち受けていたものは、神の怒りともいうべく、狂気の原野であった!
野火、厳寒、旱ばつ、洪水、バッタ襲来などの自然の脅威。さらに、ふる里静岡で培った農法が通用しない大地。想像を絶するの壮絶な戦いに、家族を失い、いつしか友は去っていった。それでも、開拓魂を燃やし続けた勉三に残されたものは、やることなすこと失敗だらけの日々。だが、勉三は最後まで決してあきらめなかった。
開拓バカと言われた勉三こそ、現在の北海道・十勝農業の発展の基盤を築いた人物であることを知るものは少ない。勉三の熱き開拓魂は、10年後、20年後と次に続く者の心に響きに受け継がれていったのである。
今、北の大地によみがえる120年前の鼓動、「狂気」ともいえるフロンティア・スピリット。
“熱き情熱”と“信じること”で生きるエネルギーを持ち続けた依田勉三のスピリットは、リストラ、不透明な経済、青少年の犯罪多発の未来を持てない行き先不安な現代に生きる若者に、どのような「新しい風」を吹き込んでくれるのだろうか。
現代の若者よ、夢は見るもんじゃねぇ!叶えるもんじゃ!!
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